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歯に優しい食習慣とは!?

こんにちは!はすみ歯科クリニックの本部です。

今回は、「歯に優しい食習慣について」のお話をします。

 

美味しい食事を楽しんだり、楽しい会話を楽しむためには、健康な歯が欠かせません。

歯は、物を噛むだけでなく、多くの重要な役割があることをご存じでしょうか?

 

歯の役割

 

まず、歯の機能について説明します。

 

≪咀嚼する≫

食べ物をかみ砕くことによって、食品の栄養を効果的に吸収でき、同時に胃や腸などの消化器官への負担が減少します。

 

≪発音を助ける≫

歯が存在することで、舌や唇が適切な位置に安定し、明瞭な発音が可能となります。

≪表情を豊かにする≫

歯は口の周りの筋肉を正常に動かす役割を果たし、豊かな表情を作り出すのに重要です。

歯が不足すると、表情筋が衰え、表情が制限される可能性があります。

 

≪全身のバランスを整える≫

歯をしっかりと噛みしめることで首や頭部を固定したり、力を出せたりと体のバランスを整えることができます。

 

≪異物を感知する≫

歯で噛むと、硬さの違いで異物を感知できます。体内に異物を混入させないような役割も担うことができます。

 

≪味覚を豊かにさせる≫

歯触りや歯ごたえといった「食感」を感じることで、食べ物をおいしく感じることができます。

このように、歯があることによって、豊かな生活を送ることができます。虫歯や歯周病は症状が出てからでは取り返しがつかない状態が多々あります。そうならないためにも、定期的な検診が大切です。

 

 

 

歯を健康に保つためのメリット

 

食べ物をしっかり噛むことによって、口から唾液が分泌され、これが食物の消化と栄養吸収をサポートします。さらに、適切な咀嚼には健康への良い影響もあります。咀嚼によって期待される効果は、肥満の予防、味覚の発展、そして全身の体力向上です。

 

不健康な歯が体に及ぼす影響

 

歯を失う一番の理由は歯周病です。歯周病は、歯とその支持組織に関連する疾患で、成人のうち約8割以上がこの問題に直面しています。歯周病は、歯ぐきの腫れや出血などの初期症状から始まり、放置すると歯が揺れたり抜けたりすることもあります。

さらに、歯周病は口腔健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。歯周病による咀嚼機能の低下は肥満のリスクを増加させ、メタボリックシンドロームの発症リスクを高める可能性があります。したがって、歯の健康を維持することは、全身の健康を維持し、様々な疾患の予防につながる重要な要素と言えます。

 

 

歯を健康に保つ方法

歯の健康を維持するポイントを紹介します。

 

①歯を強くする食べ物

丈夫な歯を保つためには、カルシウム、ミネラルたんぱく質、ビタミンが必要です。

カルシウムは歯の強度を向上させる成分です。牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、大豆製品の豆腐や納豆、野菜や海藻などに多く含まれています。ビタミンAは歯のエナメル質を強化するのに役立ちます。ビタミンAはにんじんやわかめなどに多く含まれています。歯の象牙質をサポートするために、ビタミンCも重要です。ピーマンや焼きのりなどを含む料理が有効です。また、しいたけなどに含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を助けます。

 

②正しい歯磨きをする

歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するために最も基本的な方法です。正しい歯磨きの方法は、歯ブラシを傾けながら歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨き、食後には必ず歯磨きをすることが大切です

 

③喫煙を控える

たばこには歯周病を引き起こす物質が含まれているため、歯の健康に悪影響を与えます。喫煙をすることで口腔内の健康を維持することができます。

④定期的な検診を受ける

丁寧な歯磨きを行っていても、歯磨きだけでは落としきれない汚れもあります。歯科医院では、自分では除去できない歯石や歯周ポケットの歯垢をきれいにしてもらう事ができます。そのため、歯科医院での定期的な検診を受けて歯の状態を確認しましょう。

 

 

歯の健康を守るには良い食習慣が大切になります!

歯や歯ぐきにトラブルが起こると、口の中だけではなく全身に影響を及ぼします。

歯に良い食べ物を積極的に摂取したり、正しい口腔ケアを行いましょう。

また、歯科医院で定期的な検診を受けて歯の状態を確認することが大切です。

いつまでも豊かな生活をおくるために大切な歯を一緒に守って行きましょう!

 

 

監修 歯科医師 蓮見卓真