~はすみ歯科クリニックで行う歯科医療について~
私は学生時代、いろいろな診療科がある中で、被せ物を扱う「補綴」と呼ばれる分野に興味を持ちました。作り物をするのが好きだったのです。そしてその頃は、歯周治療をただ口の中を洗っているだけくらいの認識でした。
しかし、被せ物を入れるだけでは、お口の中の健康が回復したとは言えません。これでは、歯が欠けてしまった隙間を埋めたにすぎなく、歯科医療ではないことに気が付きました。お口の中の環境を整えて、そこに新しい歯を入れていく。その時の口腔内を最善の方法で維持していくことが、「歯科医療」であると思います。
歯周治療をしていくと、ドンドン口腔内が明るくなっていきます。そして、ムスっとしている患者さんの笑顔が増えていくのを見た時、歯周治療の大切さを知りました。
根の治療をする上でも、口腔内が整備されていなくては綺麗になりません。プラークや歯石、バイオフィルムを除去してから根の治療を行うと、ピカピカしていくのが分かります。もともと、人の歯はこんなに綺麗なんだなと知りました。
その大事な口腔内整備の第一歩に、衛生士さんの力が発揮されます。口腔内を綺麗にかつ衛生的に保つことが、歯科衛生士さんの大事な仕事だと思います。そして、患者さんに力を抜いて頂き、安心して治療に臨める環境作りには、助手さんの力が必要です。クリニックに来て頂いた患者さんに、健康を取り戻し、維持して頂くために、最大限に尽力することが必要です。スタッフ全員で、患者さんと笑顔で接し、患者さんが笑顔で「歯科医療」を受けられる医院ができあがればと願っています。


歯科は幅広い分野があります。最近、矯正を含めどの分野が欠けても駄目なんだと痛感しています。お口の中全体を見て診断し、説明をして、そして治療に入りたいと思っています。